「みなさん、こんにちは!あいぽんです。
教師をしていて、こんなことを感じたことはありませんか?『教材研究をする時間が全然足りない…』と。そんな先生方のために、私が本や講演会、研究授業から学んだノウハウをシェアしていきます。
効率よく、そして効果的に教材研究を進めるためのヒントや、指導力を高める方法をお伝えできたらと思っています。みなさんのお役に立てれば嬉しいです!これからもよろしくお願いします!」
はじめに
国語の授業をするときに、どんな力をつけたらいいのかはっきり言えますか?
国語の授業後に、子どもたちが今日の学習を通して、何を学んだかを言えるでしょうか?
授業を参観していると、この授業は結局何を学ばせたかったのか疑問に思うことが多いです。偉そうなことを言っていますが、私もその一人でした。
例えば、物語の教材で学習を進めるときに、その物語を読んだ感想を聞いて、子どもたちの意見を交流させている。子どもたちの読んで想像したことをことを交流して、まとめているなど授業はしているけど、そこで子どもたちが何を学んだのか、あやふやのまま終わっていくことが多いです。
では、どんな力をつけるべきなのか?
それは、学習指導要領に載っています。そんなん知ってるわ!って感じですよね。
時間がある方は、読み直していただくことが一番いいと思います。
しかし、このブログを見てくれている人は、その時間がないのよ…って思っている人だと思うので、今から紹介します。まあまあ焦らずに、読んでください。
では、どんな力をつけるか?それは、物語・説明文などを読む力・書く力・話したり聞いたりする力になる一律した技術です。
一律した技術?ちょっとわかりにくいかもしれないので、例を出しますね。
算数でいうと、三角形の面積を求めるとためには、公式を覚える。(もちろん、その考え方を学習することは、大前提重要です)
公式を覚えた子どもたちは、三角形の面積を求めることができるようになります。
何かを覚えたり、学習したりすることで課題がクリアできるようになることが、一律した技術です。
では、国語では、どうでしょうか?イメージができるでしょうか?
それを次項から見ていきましょう。
国語の授業で身につける力とは?
国語の授業で「どんな力をつけたらよいか」を明確に説明できますか?また、授業後に子どもたちが「今日の学び」をきちんと伝えられるでしょうか?
授業を見学していると、「この授業で子どもたちに何を学ばせたかったのだろう?」と疑問に思うことがあります。偉そうに言っているようですが、実は私自身も以前は同じように悩んでいました。
例えば、物語教材を使った授業では、子どもたちに感想を述べさせたり、意見を交換させたりします。しかし、こうした交流が行われても、「結局、子どもたちは何を学んだのか」が曖昧なまま授業が終わってしまうことが多いのです。
では、国語の授業ではどのような力を育てるべきでしょうか?
それについては、学習指導要領に記されています。そんなことは知ってるよ!と思うかもしれませんが、実際に時間をかけて読み直してみると、新たな気づきがあるかもしれません。
しかし、学習指導要領は、難しい言葉が並んでいて、具体的に何を教えたらいいのかわかりにくいところがあると、私は感じていました。
また、このブログを読んでいる方は「そんな時間はない」と感じているのではないでしょうか?そこで、今回は要点を簡潔にお伝えします。焦らずに、ゆっくり読んでみてくださいね。
国語の授業で育てるべき力とは、物語や説明文を「読む力」、そして「書く力」「話す力」「聞く力」といった、総合的なコミュニケーション技術です。これらの力を身につけさせるためには、武器・スキル(技術・知識)が必要です。
ゲームでいうと、武器も持たずにモンスターを倒しにいきますか。行かないですよね。ゲームをやった人ならわかると思いますが、まずは、武器・スキルを整えて戦闘に準備をします。さらに、モンスタによっては、武器・スキルを変更して、そのモンスター専用にセットします。このようなことが、国語にも必要だと感じています。
武器でわかりにくい人は算数で例を見てください。
例えば、算数では三角形の面積を求めるために公式を覚えます。(もちろん、公式を理解するための学習が大前提です。)公式を覚えた子どもたちは、どんな三角形でもその面積を求められるようになります。
同じように、国語でも「読む・書く・話す・聞く」のスキルを習得することで、子どもたちは様々な場面で自分の考えを表現し、相手の意見を理解する力を身につけることができます。
では、具体的に国語の授業ではどのようにこれらの力を育てるか知りたくありませんか。
次回のブログでは、具体的な授業の進め方や、効果的にスキルを身につけさせる方法をさらに詳しく解説していきます。どうぞお楽しみに!一緒に国語の授業をレベルアップさせていきましょう。
もしこの記事に関してご質問や、もっと知りたいことがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。これからも学びに役立つ情報をお届けしていきますので、ぜひまたお立ち寄りください!
参考文献:『白石範孝の国語の授業の技術』、『学習指導要領解説 国語』
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